※本記事には広告・アフィリエイトリンクが含まれます。
日焼け止めを塗るタイミングや、外に出る時間を考えるとき、「紫外線はいつがいちばん強いのだろう」と気になったことはありませんか。朝の通勤や夕方の散歩なら大丈夫なのか、曇りの日はどうなのか、迷う場面は意外と多いものです。
この記事では、気象庁の「紫外線とは」「太陽高度と紫外線」「散乱される紫外線」「紫外線の性質」「紫外線情報の解説」「UVインデックスを求めるには」の各ページをもとに、紫外線が強くなる時間帯と、その理由を5つのポイントにまとめます。後半の、紫外線情報を毎日の外出に役立てる工夫は、この記事の提案です。
※紫外線による肌や体への影響、日焼け止めの使い方は、人によって異なります。肌の悩みや体調のことは、医師や薬剤師などの専門家に相談してください。
紫外線が強い時間帯は正午ごろ
1日の中では正午ごろが最大
気象庁の「太陽高度と紫外線」のページには、オゾン量や雲など、他の条件が同じなら、紫外線量は「1日の中では正午頃、1年の中では夏至前後に最大」となる、と書かれています。また、国内では南の地方ほど多くなる、とも説明されています。
太陽高度が大きく関係する
同じページでは、地上に達する紫外線の量は、太陽高度や上空のオゾン量、雲やエーロゾル(大気中の浮遊微粒子)などの影響を受けて変化し、なかでも太陽高度が特に大きく影響する、と説明されています。太陽高度が高いほど、紫外線量は一般に多くなります。
5月以降は関東でも強い日が増える
「太陽高度と紫外線」のページには、冬から夏に向かって日中の太陽高度が高くなるにつれてUVインデックスが徐々に大きくなり、5月以降、関東地方はUVインデックスが8を超える日が増えてくる、とも書かれています。真夏だけでなく、春の終わりごろから紫外線が強い日が増えることがわかります。
紫外線を知るための5つのポイント
1. 昼に近い時間帯に急に大きくなる
気象庁の「太陽高度と紫外線」のページでは、1日中快晴だった日の毎時のUVインデックスと、地上に届く日射エネルギーの合計量である全天日射量の変化を比べた図が紹介されています。どちらも昼前後に最大になるものの、全天日射量が朝から昼に向かってなだらかに増えていくのに比べ、UVインデックスは昼に近い時間帯に急激に大きくなっている、と説明されています。
理由として、紫外線は地上に達するまでに通過する大気の距離が長いときほど、オゾンによる吸収や空気分子による散乱などで大きく減衰するから、と書かれています。朝や夕方は太陽が低く、光が大気を斜めに長く通るため、紫外線が弱まりやすいということです。
2. 最大になる時刻は地域で違う
同じページの注記には、1日の中で太陽高度が最大となる時刻は、兵庫県明石市では12時頃で、これより東の地方ほど早く、西の地方ほど遅くなる、と書かれています。季節により変化しますが、通常、札幌市では11時35分頃、那覇市では12時30分頃とされています。
「正午ごろ」といっても、住んでいる地域によって時刻が少しずれる、ということを覚えておくとよいでしょう。
3. 紫外線の約6割は散乱光
気象庁の「散乱される紫外線」のページによると、太陽から地上に達する光には、太陽から直接届く直射光と、空気分子やエーロゾル粒子にあたって進む方向が変わった散乱光があります。紫外線は可視光よりも波長が短いため、より散乱されやすい性質があります。
同じページでは、本州の夏の晴天時の例として、正午頃では紫外線の総量のうち約6割が散乱光である、と説明されています。可視光の場合、散乱光の占める割合は1〜2割程度とされています。そのため、日傘や帽子で日射しをさえぎったり日陰にいたりしても、空が見える所では目で感じる以上に紫外線を浴びることになるので注意が必要、と書かれています。
4. 標高が高いと強くなる
気象庁の「紫外線の性質」のページでは、紫外線は標高が1000m高くなると約10%強くなる、とまとめられています。「紫外線情報の解説」のページにも、一般的に紫外線は標高が100m高くなると1%増加する、と書かれています。山へ出かけるときは、平地より紫外線が強くなることを意識しておきましょう。
5. 地表面の反射や空気の澄み具合でも変わる
「紫外線の性質」のページでは、地表面の反射率が高いと紫外線は強くなる、と説明されています。「紫外線情報の解説」のページには、地表面が砂浜のように反射の割合が大きい場合や、普段より空気の澄んだ日、周囲より空気の澄んでいる山岳部では、紫外線情報で示したUVインデックスより強い紫外線になることがある、とも書かれています。
5つのポイントの早見表
| ポイント | 気象庁の説明 | 掲載ページ |
|---|---|---|
| 1 時間帯 | 昼に近い時間帯に急激に大きくなる | 太陽高度と紫外線 |
| 2 地域 | 札幌は11時35分頃、那覇は12時30分頃に太陽高度が最大 | 太陽高度と紫外線 |
| 3 散乱光 | 正午頃は紫外線の総量の約6割が散乱光 | 散乱される紫外線 |
| 4 標高 | 1000m高くなると約10%強くなる | 紫外線の性質 |
| 5 反射など | 反射率が高いと強くなる | 紫外線の性質、紫外線情報の解説 |
表は各ページの説明を短くまとめたものです。詳しい条件や図は、気象庁のページで確認してください。
紫外線の種類とオゾンの関係
UV-A・UV-B・UV-C
気象庁の「紫外線とは」のページでは、太陽からの日射は波長により赤外線、可視光線、紫外線に分けられ、可視光線よりも波長の短いものが紫外線だと説明されています。紫外線は、波長の長いほうからA・B・Cに大別されます。
| 種類 | 波長 | 気象庁の説明 |
|---|---|---|
| UV-A | 315〜400nm | 大気による吸収をあまり受けずに地表に到達。日射にしめる割合は数%程度 |
| UV-B | 280〜315nm | 成層圏オゾンにより大部分が吸収され、残りが地表に到達。日射にしめる割合は0.1%程度 |
| UV-C | 100〜280nm | オゾンと酸素分子によって全て吸収され、地表には到達しない |
オゾンが減ると紫外線は強くなる
「紫外線の性質」のページでは、オゾンが減ると紫外線は強くなる、とまとめられています。「紫外線とは」のページにも、オゾン層が破壊されると地上において生物に有害な紫外線(UV-B)が増加し、生物への悪影響が増大することが懸念される、と書かれています。
エーロゾルが増えると弱まる
「紫外線の性質」のページでは、エーロゾルが増えると紫外線は弱まる、とされています。「紫外線情報の解説」のページには、紫外線はエーロゾルにより2割程度減衰し、国内のエーロゾルの量は通常、春に最も多くなり夏に少なくなる季節変化を示す、とも説明されています。
曇りの日や朝夕の紫外線
雲の状態で強さが変わる
「紫外線の性質」のページでは、紫外線の強さは雲量や雲の状態によって変わる、とまとめられています。曇りの日は紫外線が弱いと決めつけず、その日の紫外線情報を確認すると安心です。
晴天時の予測も見ておく
「紫外線情報の解説」のページによると、天気を考慮した予測図は、その地域・時刻に平均的に予測されるUVインデックスを示します。しかし、曇りの場合でも一時的に太陽がのぞくと強い紫外線を浴びることがあるため、晴天時に予測されるUVインデックスの分布図も用意されている、と説明されています。
早朝や夕方の表し方
「UVインデックスを求めるには」のページでは、気象庁の紫外線情報では、紫外線のごく弱い早朝や夕方の値を表すために0を、また日本ではUVインデックス12や13といった値がしばしば観測されるため、13+まで表示している、と説明されています。
気象庁の紫外線情報の見方
更新時刻と掲載期間
「紫外線情報の解説」のページによると、天気を考慮した予測図は5時30分頃に当日の6〜18時の分、17時30分頃に翌日の6〜18時の分が更新されます。解析図(実況)は6〜18時の毎時20分頃に更新される、と書かれています。
地点ごとの時間変化も見られる
同じページでは、分布図を拡大して地図上の地点を選ぶと、全国142地点における紫外線の強さの時間変化を確認できる、と説明されています。自分の住む地域の近くの地点を選べば、その日の何時ごろに紫外線が強くなりそうかの目安がつかめます。
UVインデックスとは
「UVインデックスを求めるには」のページでは、UVインデックスは、紫外線が人体に及ぼす影響の度合いをわかりやすく示すための指標として説明されています。皮膚に赤い日焼けを生じさせる紫外線の量(紅斑紫外線量)を、日常生活で使いやすい数値にしたものです。
紫外線情報を毎日の外出に役立てる工夫
ここからは、気象庁の説明をもとにした、この記事の提案です。
朝のうちに予測をチェックする
天気を考慮した当日の予測は5時30分頃に更新されるので、朝の身支度のときに確認する習慣をつけると便利です。地点ごとの時間変化を見て、昼前後の値を確認しておくと、日焼け止めや日傘を持っていくかどうかを決めやすくなります。
昼前後の外出は対策を多めに
紫外線は昼に近い時間帯に急に強くなるので、昼休みの買い物や、お昼をまたぐ外出のときは、帽子や日傘など、使える対策を組み合わせるのも一つの方法です。散乱光が多いことを考えると、日陰でも空が見える場所では油断しないようにしましょう。
レジャーの行き先も考える
山や海、雪のある場所では、標高や地表面の反射によって紫外線が強くなることがあります。出かける前に、行き先の紫外線情報も確認しておくと安心です。
季節の変わり目に見直す
関東地方では5月以降にUVインデックスが8を超える日が増えてくる、と気象庁のページに書かれています。春になったら、日焼け止めや帽子などの持ち物を見直すきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
紫外線の時間帯のよくある質問
紫外線がいちばん強いのは何時?
気象庁の説明では、他の条件が同じなら、紫外線量は1日の中では正午頃に最大になります。太陽高度が最大となる時刻は地域によって違い、通常、札幌市では11時35分頃、那覇市では12時30分頃とされています。
日陰なら紫外線は浴びない?
気象庁の「散乱される紫外線」のページでは、本州の夏の晴天時の正午頃、紫外線の総量のうち約6割が散乱光だと説明されています。日陰にいても、空が見える所では目で感じる以上に紫外線を浴びることになる、と書かれています。
1年でいちばん強いのはいつ?
気象庁の「太陽高度と紫外線」のページでは、他の条件が同じなら、紫外線量は1年の中では夏至前後に最大となる、と説明されています。
曇りの日は気にしなくていい?
紫外線の強さは雲量や雲の状態によって変わります。曇りでも一時的に太陽がのぞくと強い紫外線を浴びることがある、と気象庁の解説に書かれているので、晴天時の予測もあわせて確認しましょう。
紫外線の時間帯を知って上手に過ごそう
気象庁の説明によると、紫外線量は、他の条件が同じなら1日の中では正午頃、1年の中では夏至前後に最大になります。紫外線は昼に近い時間帯に急激に大きくなり、その約6割は散乱光です。標高や地表面の反射、雲の状態によっても強さが変わります。
毎朝、気象庁の紫外線情報で自分の地域の時間変化を確認して、外出の時間や持ち物を考えるのに役立ててみてください。